リバウンドを抑える食事と運動によるダイエット

極端な低カロリー食品だけのダイエットはリバウンドしやすい

ダイエットをする時は、こんにゃくやところてんなどの低カロリー食品に目を向けがちですが、極端に低カロリー食品だけを食べるダイエットはリバウンドしやすいという側面があります。
肉や魚も含んだバランスのいい食事と毎日の運動を中心としたダイエットならば、リバウンドが起こりにくいのです。パンやお米を断つ人もいますが、炭水化物のない食事は低血糖の元です。ある程度の筋肉を作って脂肪が燃焼しやすい体を維持することも大事です。

リバウンドを抑えるコツは脂肪がつきにくい体を作りながら脂肪を落とすこと

筋肉を作るには肉類でも特にささみ、そして大豆加工製品や豆製品です。筋肉を作るためには、炭水化物を燃料に脂肪を燃焼させなければなりません。
野菜のビタミン類、海草等のミネラルも意識して摂取するようにしましょう。

 

運動を続けるには、毎日少しずつを習慣づける必要があります。まず15分くらいのウォーキングで体を慣らします。15分というと長そうですが、1日のうちの1%と思えば気は楽になるのではないでしょうか。

 

脂肪がつきにくい体を作りながら脂肪を落としていくことが、リバウンドを抑えることにもつながります。
また、取り込む量が排出する量より少なければ、必然的に体重を落とすことができます。

 

現代では1日3回の食事が当たり前のように習慣化していますが、ダイエットに最もよい食事サイクルは強い空腹感を感じない程度に食事回数を増やすことと、一度に食べ過ぎないことが重要です。空腹を感じる前に少しずつの食事をすることで、体に脂肪を貯め込みにくくなります。そのためには1日5回前後の食事が理想的です。空腹時は体が飢餓状態になっているので、体内に取り込んだ食事を燃焼させずに脂肪として貯め込もうとします。

 

食事と運動によるこのダイエット法は時間がかかりますが、体にもやさしく、食生活そのものが改善されます。無理に体重を落とすわけではないのでリバウンドも起こりにくく、体調を崩さずに体重を落とすことができます。

ダイエットを成功させるだけではなく痩せた後も「太りにくい体」

ただダイエットを成功させるだけではなく、痩せた後も「太りにくい体になる」にはどうしたらよいのでしょうか。実は筋肉をつけることによって、体の基礎代謝を高めることができるのですが、この基礎代謝の高さこそが太りにくい体の秘訣です。

 

筋肉というのは、筋繊維が集まった組織で構成され、たんぱく質からできています。そしてこの筋繊維を無酸素運動によって鍛えることができるのです。一般的な筋力トレーニングやダンベル体操などはその代表格で、よく知られていますね。しかし、普段運動していない人がこのような無酸素運動をいきなり全力で行ってしまうと、筋肉や関節を痛めてしまいます。自分体力に合わせたトレーニングで、少し筋肉に負担をかけるような簡単な運動を毎日続けることが大切です。太りにくい体を作るのにハードな運動をする必要はないのです。効果があっても100メートル走や重量挙げなどの息を止めるようなタイプの無酸素運動は、体に負担がかかるうえ継続が難しいので「太りにくい体」を作るためにはおすすめできません。

 

そこで、太りにくい体を作るためにおすすめな運動といえば、いつでも気軽にできる静的運動です。静的運動とは歩いたり、走ったりせずに体を固定して行う運動のことをいいます。静的運動には、押す、引く、など筋肉の収縮を持続させる等尺性運動と呼ばれるものがあり、また、筋肉を繰り返し使う等張性運動の2つがあります。
どちらの運動方法とも筋肉を強化するにはとても有効です。1日1セットだけでも毎日持続することにより効果があらわれてきます。太りにくい体を作るための具体的な方法としては、ストレッチや腹筋運動などによる、お尻やお腹、腕、脚の筋肉を鍛えることなどがあげられます。
ウォーキングなどの有酸素運動で脂肪を燃焼させながら、無酸素運動で筋肉を鍛える、この2つの組み合わせで太りにくい体をめざしましょう。