セルライトは、リンパの流れが滞り、
血流が悪くなったりすることによる脂肪細胞の変性した状態
思春期以降の太った人から、痩せた人まで、ほんどの女性にみられる現象がセルライトと呼ばれるものです。
セルライトは妊娠線とも呼ばれ、原因として皮下組織の血行不良が原因だといわれています。胎児の成長や脂肪の要因で、皮下組織が急激に増大することで起こります。結果的に体重は増加傾向になりがちです。体脂肪の多い人や、皮下脂肪の多い下半身部分(お尻、太もも、など)や、二の腕に出来やすいようです。
セルライトは脂肪そのものではなく脂肪細胞の変性した状態のこと
セルライトが太ももなどにでき、悩むひとは大勢います。太っていなくても代謝の低下や、血行不良などが主な原因です。セルライトは皮膚の表面にある、ボコボコしたもので、できやすい傾向にある部分は、太もも、お尻、二の腕などで、贅肉の付きやすいところです。
脂肪とセルライトが同じだと思っている人も多くいると思いますが、じつは脂肪そのものではありません。リンパの流れが滞り、血流が悪くなったりすることによる脂肪細胞の変性した状態のことをセルライトと言います。脂肪とセルライトは同じものだと思っていた人にとっては、本当に驚きの事実となりますね。
セルライトができやすい部分の下半身、中でも太ももができやすいその理由
セルライトは、体のなかでも脂肪細胞の多い組織内で発達すると言われています。そして、脂肪の貯蔵や放出をコントロールしているのにレセプターというのがあり、このレセプター(受容体)は、脂肪細胞の中にありますが、このレセプターが、脂肪を増やしたり減らしたりする中心的な役割を果たしています。
女性の太ももが痩せにくいのは、脂肪細胞の中に、このレセプターが、下半身に特に多く配置されているからです。そのため男性に比べて女性の太ももは痩せにくくなっているのです。
例えば、太ももの脂肪細胞のレセプターの放出と貯蔵のバランスは均等な数ではなく、放出が1つで貯蔵が6つとなっています。脂肪を放出する出口は1つなのに、脂肪を貯蔵する入り口は、出口に比べて6倍ということになるわけです。
このように体の仕組みが、脂肪を貯めやすくなっているために、どうしても他の場所に比べて太ももは太りやすく痩せにくいということになります。
そのような理由から、セルライトができやすい部分となっているのが下半身の中でも太ももということになります。
上半身は、これらの特徴が下半身に比べ逆になるので、結果的に、太りにくく、痩せやすいということになります。